ミエロイド細胞受容体「DC-SIGN」

プルラン ナノ粒子(PNP)およびプルラン被覆脂質ナノ粒子(P-LNP)のミエロイド細胞への標的化は、これらの細胞に発現する C 型レクチン受容体 DC-SIGN(別名CD209)への多糖プルランの特異的結合によって達成されます。 DC-SIGN は各種リンパ器官のマクロファージや樹状細胞、皮膚のランゲルハンス細胞、肝臓のクッパー細胞、脂肪組織のマクロファージなどの表面に存在します。 DC-SIGN の生理学的役割は病原体上の多糖類を感知し、細胞内への病原体の取り込みを促進することです。 DC-SIGN は抗原提示細胞とT 細胞のコンタクトも仲介します。

多くの固形腫瘍においては、DC-SIGN は主に腫瘍微小環境内で免疫抑制を促進する抗炎症性 のM2 様腫瘍関連マクロファージ(TAM)に発現します。 DC-SIGN の発現または M2 様 TAM の頻度は腫瘍の進行、予後不良、および免疫チェックポイント阻害薬に対する治療抵抗性に関連することが報告されています。このほか、多発性硬化症に関わるミクログリア細胞もDC-SIGNが発現するという報告があります。

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