当社の対象分野

最近の研究では、マクロファージや樹状細胞ががん、線維症、ウイルス感染、炎症や神経変性疾患、代謝性疾患、自己免疫疾患などの多くの主要な疾患に直接関与していることが示されています。  ヒト固形腫瘍では肝臓がん、膀胱がん、腎細胞がん、胃がん、頭頸部がん、肺がんなどの多くの腫瘍タイプで DC-SIGN の発現が観察されます。これら疾患は当社の Myeloid Targeting Platform™を利用した新しい免疫療法の潜在的な適応症となります。 

DC-SIGN の発現は特発性肺線維症(IPF)、腎尿細管間質性線維症、多発性硬化症、関節リウマチ、乾癬性関節炎、ウイルス感染症、肥満、非アルコール性脂肪肝疾患 (NAFLD)などでも報告されています。これらの疾患におけるDC-SIGN 発現ミエロイド細胞に対し、 PNPまたはP-LNP で治療薬を疾患局所に選択的送達することで有効性と安全性に優れた医薬品を創製できる可能性があります。

健常人ではDC-SIGN はリンパ節、皮膚、脾臓などの重要なリンパ器官に局在する樹状細胞に発現します。これらのミエロイド細胞はワクチン接種を行ったときの抗原提示と抗ウイルスまたは抗がん免疫応答の効率的な誘導において中心的な役割を果たしています。当社の Myeloid Targeting Platform™はリンパ器官のミエロイド細胞にワクチン抗原を効率的に送達するのに理想的であり、既に複数の臨床試験においてがんペプチド/タンパク質ワクチンにおけるワクチン送達システムとして安全性と治療効果を示唆する結果が報告されています。

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