UI-102: TLR7/8作動薬搭載PNP

UI-102 はTLR7/8作動薬をPNP に搭載した静脈内投与用注射剤です。UI-102 は固形腫瘍内でDC-SIGNを発現し腫瘍に対する免疫的攻撃にブレーキをかけている M2 様腫瘍関連マクロファージ(TAM)にTLR7/8作動薬を選択的に送達します。TLR7/8作動薬はM2様TAMに作用し、腫瘍に対する免疫的攻撃のアクセルを踏むM1様TAMへの変換を促します。例えば M1 様TAM はがん細胞を捕食して殺傷するほか、免疫系の司令塔として 攻撃役のT 細胞に腫瘍細胞の情報を伝達し(抗原提示)、腫瘍内に炎症性サイトカインなどを産生して腫瘍に対する免疫的攻撃が働きやすい環境を作ります。これにより、免疫抵抗性・治療抵抗性の腫瘍(「Cold tumor」)が免疫感受性・治療感受性の高い腫瘍(「Hot tumor」)に変化させて治療効果をもたらします。 

前臨床試験では単剤および併用薬との相乗効果を含むUI-102 の有効性と作用機序に関するデータを樹立しています。 TLR7/8 作動薬に関連する副作用の軽減も動物モデルにおいて確認しました。これらの有望な結果に基づき、当社は難治性固形腫瘍の治療のための単剤療法および併用療法として、2025年半ば以降にUI-102の臨床試験を開始する予定です。

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